変わった人

商取引よりも難しい相続

「変わった人」はよくいますが、早ければ40歳くらいから目立ち始めるかもしれません。
「悪い人」という意味でもなく「認知症に近い人」という意味でもないのですが、周囲の人と話が合わないというのか、その人だけ「浮いている」というのか、「常識を理解してもらえない」というのか、とにかく相続などの時に、問題になる人がいます。

その人が悪いとは限らず、その人だけが正論を言っている場合もあるかもしれません。
感情的になったり、ひとつのことにこだわりすぎたり、他の人の言おうとしていることが理解できなかったりなど、いろいろです。

また、その人の周囲に感情的になりやすい人がいたり、総合的判断ができない人がいたりすると話は一層こじれます。普段、深い付き合いをしていないならそれほど困らなくても、自分たちの相続に関係するとなると非常に困るのです。

たとえば、職場の「部下に嫌われているトンチンカンな上司」を想像していただければ少し近いかもしれません。また「上司に理解してもらえない部下」のような場合もあるでしょう。

以上の説明で、私の言おうとしていることを察していただけるかどうかわかりませんが、相続問題は法律にしたがって手続きしさえすればよいというものではありません。感情面も重要ですし、各人の性格によっても遺産分割協議全体が大きく変わります。いつもではありませんが、商取引よりも相続のほうが難しいということはよくあります。

相続遺言書にはそのように種々の隠れた問題がありますから、彩行政書士事務所は事情を細かにうかがって、よりよい相続を目指します。

依頼人さんが事情をなるべく話したくないというケースもありますので、そういう場合は臨機応変に対応いたします。ただ、行政書士には守秘義務もありますし、黙っていた方がスムーズに遺産分割協議が整うのであればもちろん口外しませんので、一応すべてお話しいただいた方が、何かと後日の問題を防止するというような点でもお役に立てるだろうと思います。

 

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