遺言書

遺言書を作成する場合に気になること

遺言書作成で気になること

  • 全文を自筆で書くのが疲れる
  • 戸籍などの書類を集めるのが大変
  • 内容は大丈夫か(将来、争いを引き起こさないか)
  • 相続人などに内容を知られると困る
  • 遺言書を作ったことも知られたくない

自筆証書遺言

自筆証書遺言を作成するには、内容や形式が整っていなければなりませんが、

  • 思い立った時に、
  • 完全にひとりで、
  • 内容をまったく誰にも知られることなく、
  • 費用もかからずに

作成できるというメリットがあります。
しかし、全文をひとりで書き上げるには気力・体力も必要です。
実際には、身近な人と話し合って「遺言書を作成しておこうか」という決心をなさるかたが多いようです。

本人の意思に基づいて書くとはいえ、全文をある程度きれいに書くとなると大変で、家族などが数行ずつ何日にも渡って、面倒がる本人を勇気づけ、ときには励ましながら作成することもあるでしょう。

これは無理やり書かせているということではなく、本人が自筆で書こうとしているので、協力しているだけです。

内容が適切・妥当かどうかは、相続が始まってみないとわかりませんが、内容に自信がある人以外は、できるだけ妥当な遺言書になるように行政書士などに相談するでしょう。行政書士は法的なこと、本人の希望、家族の事情などを考慮してアドバイスするはずです。

公正証書遺言

公正証書遺言の場合は、たいていの場合、相続人(のひとり? あるいは数人)が遺言書の全内容を知っています。遺言書を作成する本人と、その相続人と相談の上でおよその内容を決めていると思いますが、行政書士等の専門家に相談する人も多いです。
さらに、戸籍や印鑑証明など必要書類を集めます。簡単に集まる場合と集まらない場合があります。
公正証書作成には、証人が必要です。行政書士が適任者を手配することができますので、友人・知人などに依頼しないほうが無難だと思います。
公証役場で作成するものですが、事情により、公証役場へ行くことができなければ、公証人さんが出張してくれます。

遺言書をパソコンで

全文自筆で書くのは疲れて無理だが、パソコンでなら書けるという人は多いでしょう。そこで秘密証書遺言にしてはどうかという案が浮かびます。

遺言書を書くときの問題点として

  • 全文を自筆で書くのが疲れる
  • 戸籍などの書類を集めるのが大変
  • 内容は大丈夫か(将来、争いを引き起こさないか)
  • 相続人などに内容を知られると困る
  • 遺言書を作ったことも知られたくない

を紹介しましたが、秘密証書遺言であれば、

  • 全文を自筆で書くのが疲れる
  • 相続人などに内容を知られると困る

ということはありません。

  • 遺言書を作ったことも知られたくない

という点もおそらく大丈夫です。具体的には次のようになります。

  • 全文を自筆で書くのが疲れる: キーボードを打てる人ならそれほど難しくありません。
  • 戸籍などの書類を集めるのが大変: 事案によります。遺産を譲り受ける人の戸籍や住民票が必要になることがあります。自分の戸籍は必要です。行政書士が集めることもできます。
  • 内容は大丈夫か(将来、争いを引き起こさないか): これは断言できません。行政書士も公証人もできる限りのことはしますが、将来、争いが起きないという保証はありません。契約書などでも、「これがあれば絶対に争いは起きない」ということはないのです。内容によりますが、行政書士と公証人というふたりの目を通したほうが安全だといえるでしょう。

秘密遺言証書の加除その他の変更方式は、自筆証書遺言と同じですが、せっかくパソコンで作成してもよいのですから、加除・訂正ではなく、修正して印字し直すでしょう。

秘密証書遺言の内容については行政書士に相談し、作成については公証人さんにお任せすればよいでしょう。

(秘密遺言証書は、遺言者がその証書に署名押印して、その証書を封じて、証書に用いたものと同じ印章で封印し、公証人と証人2人以上の前に提出して、「自己の遺言であること」「筆者の氏名・住所」を述べ、公証人がその証書を提出した日付と遺言者の申述を封紙に記載した後、遺言者および証人とともに、これに署名押印して作成します。)

 

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