遺言書

遺言書の保管

遺言書が何通も

遺言書が2通以上ある場合は、日付の新しい方が有効です。誰かに預けて古い方と新しいものがある場合、預かった人が自分の都合の良い方だけを提出することのないようにしましょう。

遺言書が何通もあると間違いの元になりやすいので、やはりよく考えて、専門家と相談の上、しっかりしたものを1通だけ作るのが理想だと思います。特に初めての遺言なら、後で状況に応じて書き換えればよいというつもりで書かない方がよいでしょう

遺言書は1通だけの方がよいとは思いますが、状況の変化によっては書き換えなければならなくなります。
新しい遺言書を作るなら、「以前何月何日に書いた遺言書では、(△△という事情の変化があったので、)撤回しここに作り直します。」という一文を入れることをお勧めします。

ここでも、前回のものと新しい遺言書の案を比較しながら、専門家と共に作る方がよいでしょう。こういう相談に耳を傾けるのが行政書士だと思います。

遺言書の変更 川崎市

遺言書の種類と保管方法

遺言書には何種類もありますが、以下の2種類が基本です。

  • 自筆証書遺言
    遺言書の保管にルールはありません。どこに保管しても自由ですが、通帳・証書類と一緒に保管しておくと都合がよいのではないでしょうか。とにかく、誰かに発見してもらわないと困ります。誰かに預けておくこともあります。「その遺言書が効力を発した(相続開始した)ときに、もっとも有利になる人」に預けておくのが一般的です。「跡継ぎ」になる人に渡しておくという人もおられます。内容によっては相続人の関係が悪くなりやすいですから、付言事項として、遺言書の内容について十分説明することをお勧めします。
  • 公正証書遺言
    公証人が作成する遺言書です。公正証書遺言をすると、公証人が保管する「原本」、遺言者自身が保管することが多い「正本」の他に、「謄本」も作られます。謄本は、その遺言によってもっとも有利になる人か、遺言執行者(遺言の内容を実際に手続きをすることを行政書士などに依頼しておく)が保管するのが一般的です。
    平成になってから(昭和64年1月1日以降に)作成された公正証書遺言なら、どこの公証役場に問い合わせても検索・照会を行うことができます。遺言者の存命中は、遺言書作成者本人しか照会できません。相続開始後なら、相続人その他の利害関係人(受遺者、遺言執行者等)及びそれらの代理人が照会できます。
    公正証書遺言の方が保管が確実である点など長所もたくさんありますが、公正証書遺言を作成しておいても、相続開始後、何の問題もなく遺言書のとおりになるとは限りません。

なお、行政書士に利益を誘導するつもりではないのですが、公正証書遺言も行政書士に依頼することをお勧めします。遺言者の生活環境・遺言の目的・法律・遺言書の書き方などがよくわかっていない人も多いので、これらを行政書士とゆっくり相談のうえ作成すべきだと考えるからです。そうすると、公正証書遺言の長所を最大限に引き出せるのではないでしょうか。

とにかく、自分の本当に意図したものとは違う内容の遺言書を持っている人が意外に多いようなのが気になります。

遺言書 保管 川崎市